どーも、ゆー。です。
あなたはデジタル一眼でもっとノスタルジックな写真を撮りたいと思ったことはありませんか?
僕も最初デジタル一眼で撮り始めた頃、もっと綺麗にボケてノスタルジックな写真を撮りたいと思うことがありました。
そんな中「オールドレンズ」と出会って
- 綺麗なボケ
- ノスタルジックな写真
が簡単に撮れてしまったんです!
この記事では
- もっと綺麗にボケる写真が撮りたい!
- ノスタルジックな写真が撮りたい!
と言う方のためにオススメのオールドレンズをまとめました!
これを知らなければ、きっと自分が撮りたかった写真も撮れることなく普通のレンズに落ち着いていたかもしれません。
そうならないためにもぜひ僕のおすすめオールドレンズを参考にされてみてください!
目次
1.そもそもオールドレンズって?
オールドレンズとは簡単に言えば1950年代頃からフィルムカメラに使われていたレンズのことをいいます。
今の販売されているレンズには無い懐かしい雰囲気の写真を撮ることができるのがオールドレンズなんです。
2.オールドレンズを使うにはアダプタが必要
「アダプタ」とはデジタル一眼とオールドレンズを連結させるための機器のことをいいます。
現在使ってるデジタル一眼のマウントに合うアダプタを購入すれば、ほとんどのオールドレンズを利用することができます。
「マウント」とはカメラとレンズの連結部分のことをいいます。
デジタル一眼に直接オールドレンズを装着しようとしてもこのアダプタがなければ使用することができません。
価格も2000円から4000円ほどで購入できます。
3.アダプタの選び方の例
今あなたが使ってるカメラが「CanonのEOS kiss M」だとします。↓
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS KISS M ボディ WH
このカメラのマウントは「EF-Mマウント」となります。
そしてこのカメラにこのオールドレンズを装着するとします。↓
ペンタックス PENTAX M42 SMC Takumar 55mm F1.8
このレンズのマウント名は「M42」ですので下記のアダプタが必要になるんですね。↓
このように使っているカメラと使いたいオールドレンズがちゃんと使えるようにアダプタの種類に注意しておきましょう!
4.カメラ初心者にオールドレンズがおすすめの5つの理由
- オールドレンズでしか撮れないノスタルジックな写真!
- ほぼ中古品なのでか値段が安い!
- 明るいレンズが多い
- いろんなメーカーのレンズを使い回しできる
- フレア、ゴーストがくっきり出る
オールドレンズでしか撮れないノスタルジックな写真!
色合いも少し淡く、ボケた背景がぐるぐるしたり、光のボケが星の形になるものもありバリエーションと言う意味では非常に豊富で楽しいです!
ほぼ中古品なので価格が安い
レンズによっては数百円から購入可能です。
現在販売されているレンズは最低でも2〜3万円くらいするのを考えると、とてもリーズナブルになっています。
なのでオールドレンズは初心者の方でも始めやすいはずです!
明るいレンズが多い
どのレンズにも「F値」と言うものがあります。
これは簡単に言えば被写体にピントを合わせた時にできる背景のボケ具合ですね。
この数値を低い設定にすると写真は明るくなります。
そしてボケも強くなります。
この「F値」の値(あたい)が低いレンズが豊富なのがオールドレンズなのです。
暗い場所でも明るい設定ができるのがオールドレンズのいいところですね!
いろんなメーカーのレンズを使い回しできる
カメラに装着するマウントに合うレンズであれば多くのオールドレンズを利用することができます。
自分の好みのレンズを見つけて使ってみてください!
フレア、ゴーストがくっきり出る
「フレア」とは強い光源(太陽など)にカメラを向けると写真全体が白くなることを言い
「ゴースト」とは同じく光源に向けた時に出る虹色のリングのことを言います。
僕はどちらも好きなのであえて光の方向にカメラを向けて取ることが多いです。
5.オールドレンズのデメリット
こういったオールドレンズにもいくつかデメリットもあります。
ここではプロのカメラマンから見たオールドレンズのデメリットを紹介します。
- ほぼ単焦点レンズしかない
- 手ブレ補正がない
- ピントがレンズによっては甘い
- 自分でピントを合わせないといけない
ほぼ単焦点レンズしかない
オールドレンズは「単焦点レンズ」といって最初から写真の撮れる範囲が決まったものがほとんどです。
言い換えるとズームができません。
自分が動かないと被写体の大きさなど調整できないのがオールドレンズのデメリットです。
しかしオールドレンズはズームレンズでは撮れない綺麗なボケ味や、明るい設定をすることが可能です。
手ブレ補正機能がない
現在のレンズにはほぼ付いてますが、オールドレンズは手ブレ補正機能がありません。
今はカメラ側に手ブレ補正が付いてますが、暗い場所での撮影などは少しブレが強いかもしれません。
対策として暗い場所などでは三脚などを利用してみてください。
ピントがレンズによっては甘い
オールドレンズは5、60年前のレンズなのでピントが合っていても拡大したらボヤけている場合もあります。
それを味ととるか甘いととるかは人によって変わってくるようですが、オールドレンズでしか出せない魅力でもあります。
自分でピントを合わせないといけない
携帯で写真をとる時に撮りたい被写体に対して自動でピントを合わせてくれる機能がありますよね、
それが「オートフォーカス」です。
このオートフォーカス機能がオールドレンズにはありません。
なので自分でピントを合わせないといけません。
(マニュアルフォーカスと言います)
以上を踏まえて今自分が撮りたい写真に合わせてレンズを購入することをオススメします。
6.オールドレンズにオススメなデジタル一眼カメラ
オールドレンズと相性がいいと言われているのが「ミラーレス一眼」と呼ばれるデジタル一眼レフです。
ミラーレス一眼は各社で出ているのですが、僕がオススメするのはSONYのミラーレス一眼です。
単純に自分が今メインで使っているカメラがSONYでもあるんですが(笑)
ミラーレス一眼にはその名の通り「鏡」がないカメラです。
普通の一眼レフにはカメラの中に鏡があるのですが、ミラーレスにはそれがないためコンパクトなボディになってるのが最大の売りです。
持ち運びもしやすく、旅行や普段使いにも最適です。
なぜオールドレンズと相性がいいのかというと、ボディとレンズまでの距離が短いため写真の画角が小さくなることなく使うことができるからです。
これからカメラを始める方には上記の「SONY α6000」がオススメですが、これから本気で写真を撮っていきたいという人には「SONY α7Ⅲ」がオススメです。僕は現在このカメラを使ってます。
ソニー α7III ズームレンズキット [ILCE-7M3K]
- 画角(写真が撮れる範囲)が広い
- ボケが綺麗
- 画質が格段に良い
もし「良いものを最初に買っておきたい」という人は検討してみても良いかもしれません。
SONY以外でおすすめのミラーレス一眼は「Canon EOS Kiss M」です。
このカメラ何がいいのかというと、とにかく初心者でも使いやすい!
さすが老舗のキャノンと言った感じで、ボタンの配置などが非常に簡単になっていて、これからカメラを始めるという方にはとにかくおすすめです!
7.おすすめオールドレンズ紹介
現在僕が撮ってる写真はほぼ全てがオールドレンズを使用したものになります。
オールドレンズは基本的に中古品がほとんどです。
よくいただく質問に「どれくらいの状態のものを買ったら良いですか?」と聞かれますが、できたら「良品」を買った方が良いです。
状態の悪いものだとレンズにカビが生えていたりするので、カビを取る技術が無いうちは状態の良いものを購入するのをオススメします。
とういうわけでここでは僕が使っているオールドレンズでも特にオススメのものを作例と一緒に紹介します!
- PENTAX Takumar SMC 55mm/f1.8
- PENTAX Takumar SMC 50mm/f1.4
- PENTAX Super-Takumar 135mm/f3.5
- PENTAX Macro-Takumar 50mm/f4
- Carl Zeiss Distagon 18mm/f4 MMJ
- CONTAX Carl Zeiss PlanarT 85mm/f1.4
PENTAX Takumar SMC 55mm/f1.8
【中古】Pentax M42 Super Takumar 55mm F1.8
ポートレートも風景もこれがあればだいたいなんでも撮れます。
オールドレンズ特有のゴースト、フレアも出てボケも綺麗。
ピントが合えばパリッとした写真が撮れるので、最初どのオールドレンズを買うか迷ったら失敗しない一品です!
マウントは「M42」
価格帯は1万円以下なので比較的安価で手の出しやすいレンズとなっています。
PENTAX Takumar SMC 50mm/f1.4
【中古】Pentax M42 SMC Takumar 50mm F1.4
上で紹介したレンズよりさらにボケが強く画角の広いレンズ。
「アトムレンズ」と呼ばれ、人体に影響のないくらいの放射線が出ているちょっと特殊なレンズです。
僕は特にこのレンズで仕事をすることが多く、いろんな場面で使える万能レンズです。
少し黄色味がかるのが難点ですが重宝してるレンズです。
マウントは「M42」
価格帯は1万4000円ほどです。
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. ホントに二度と見れない景色かと思うほど。 12月の撮影のご依頼、ご相談は @itocame_yu のDMまたはリンクからLINE@にお願いいたします🤲✨ 糸島ドラマチックフォトグラファー ゆー。
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もっと詳しく知りたいかたはこちらから
PENTAX Super-Takumar 135mm/f3.5
中望遠の単焦点レンズです。
この辺りまではポートレートには向いてると思います。(これ以上離れると意思疎通できなくなってくるので)
フレア、ゴーストは少ないのでそれが欲しい人には良いかもしれません。
また柔らかい描写もたまらないです。
このレンズで撮ると写真は格段に上手くなります。
マウントは「M42」
価格帯は7千円から1万ほど。
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「深江海水浴場」 周りには喫茶店やカフェ、レストランなどもあり一息つくにはとてもいいところです。 長い砂浜をゆっくり歩きたくなる。
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PENTAX Macro-Takumar 50mm/f4
マクロレンズと呼ばれるものです。
小さい世界を切り取りたい方にはうってつけのレンズです。
水滴や、虫といったマクロの世界を撮ることができます。
商品写真などのいわゆる物撮りの時には活躍するレンズです。
マウントは「M42」
価格帯は1万円前後。
Carl Zeiss Distagon(カールツァイス ディスタゴン)18mm/f4 MMJ
魚眼レンズなどに近い広角レンズと呼ばれるレンズです。
カールツァイスというドイツ製のレンズになるのですが、描写がめちゃくちゃ綺麗。
癖がほとんどなく、シャープな写真が撮れます。
価格帯が他のレンズよりも高めですが、お財布に余裕があればぜひ一度購入して使ってみてください。
これは広角レンズなので主に風景を撮る時などによく使います。
マウントは「コンタックス/ヤシカ マウント」(C/Y)と表記されることが多いようです。
価格は4万〜7万円。
CONTAX Carl Zeiss PlanarT(コンタックス カールツァイス プラナー) 85mm/f1.8
今まで使ってきたレンズの中で最強のレンズ。
ポートレートを撮る人であればぜひ使ってみてもらいたい。
とろけるようなボケに繊細な描写をしてくれるのでまじですごい。
レンズとしてはかなり重量感があるものですが使ってみる価値は十分にあります。
マウントは「コンタックス/ヤシカ マウント」(C/Y)と表記されることが多いようです。
価格帯は4万から8万円ほどですが、あまり値段はケチらない方が購入後の後悔は無いと思います。
作例など詳しい情報はこちら↓
【オールドレンズ紹介】CONTAX Carl Zeiss PlanarT(コンタックス カールツァイス プラナー) 85mm/f1.8
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- オールドレンズとはフィルム時代のレンズを今のデジタル一眼レフで使えるもの
- フィルム時代のレンズなのでノスタルジックな写真が撮れる
- デジタル一眼レフで利用するには「アダプタ」が必要
- 全体的に安価、いろんなメーカーのレンズを使い回しできる
- オススメのデジタル一眼はSONY
以上を踏まえてオールドレンズライフを楽しんでください〜♪
そして今回紹介したレンズで撮った写真はインスタグラムにも載せているのでよかったらそちらものぞいてみてね♪